上映中

オットーという男

A MAN CALLED OTTO

1262023年3月10日公開
オットーという男
4.3

/ 384

51%
37%
7%
2%
2%
作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

オットー(トム・ハンクス)は、近所を散策して少しでもルールを破った者を見つければ説教するなど、不機嫌な態度や厳格すぎる言動で町の人々に嫌われていた。しかし実はオットーは、妻に先立たれ、仕事も失い、孤独と絶望にさいなまれていたのだった。自ら命を絶とうとするオットーだが、そのたびに向かいの家に越してきたマリソル一家の邪魔が入り、思いを遂げることができない。マリソルから小さい娘たちの子守や車の運転を頼まれたオットーは、彼らとのやりとりを通してある変化を感じる。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(93件)

泣ける22.4%切ない15.4%笑える13.0%楽しい10.0%悲しい8.0%

  • Yunz

    4.0

    涙腺ゆるゆる映画

    前半はオットーから妻への愛に、後半は近所仲間からオットーへの愛に、涙腺ゆるゆるしちゃいました。心が荒んだ時に是非観て欲しい映画です。

  • ty4********

    5.0

    秀作です

    昨日見てきました。一緒に来ていた嫁さん帰して一人で。 実は私も彼と同じ、これを読んでいらっしゃる定年された皆さんと同じ 定年してます。継続雇用の真っただ中なので毎日同じ会社に行ってます。 日本の定年組の一人としておいおいと突っ込み入れたくなるところが あるにはありますが、彼は幸運な方ですね 結婚もしたことなく、年金も個人事業なのであまりもらえず、やむなく 70代から80代になってもトラック運転している方が結構いますよね。 実際まじめにやっても年金だけでは暮らせず働かなくてはならない そんな方が日本には多いのです。 オットーは退職金はあるし持家もあるからまだまだ死ぬレベルではないです。 定年後本当に生きずらい。生きるのがたいへん。 これが日本の現実です。悠々自適という人はほんとに幸運な方ですね。 でも、ここからがこの映画から学べるところ。 生きなくては。なんとしても生き抜かなくては。生きるべき。 これに尽きると思うのです。 生まれた以上。生まれたからには。

  • tas********

    4.0

    上質なヒューマンドラマを観る幸せ

    設定に目新しさはない。もともとは優しかった人物が、つらい体験を経て周囲から煙たがられる偏屈じいさんになるが、新しく出会った人との交流を通して本来の優しさを取り戻していく、というのは日本でも外国でもよくあるストーリーである。(「アルプスの少女ハイジ」のおんじ?) しかし、よくある話だからダメというわけではない。よくある話というのは普遍的価値があるからよくある話になるわけで、それを高いレベルで表現されたらどれだけ楽しく魅力的な映画になるか、というお手本のような作品である。 一つ一つのエピソードの内容と描き方、全体の構成、トム・ハンクスをはじめとする役者たちの演技、すべてがピタリと決まっており、上質なヒューマンドラマになっている。 メキシコ人移民、LGBT、人命救助より動画撮影に夢中になる人たち等、現代的な問題も巧みにからめている。最初は否定的に描かれていたSNSリポーター(英語ではsocial media journalist)が最後に大活躍するところなど、できすぎと言えなくもないが、違和感はない。 「フェイブルマンズ」といい「オットーという男」といい、派手さはないが気持ちのいい映画作品をいつも観たいものである。 「オットー」という名前について。ドイツ人によくある名前だが、一般のアメリカ人にはどう響くのだろう。スペイン語を母語とするメキシコ人には発音しにくいのか?原作はスウェーデン語なので、北ゲルマンの言語に敬意を称してこういう名前にしたのだろうか?

  • 山田

    5.0

    構成がいいですね!

    トムハンクスの若い頃と現在の時代描写がうまく構成されていますね。奥様は、クヴィネスパトロウのような美人さんでした。

  • あんバターさんど

    5.0

    悲しすぎて、寂しすぎて、そして優しすぎる傑作

    予告を見るたびに涙が出た。 加えてトム・ハンクス主演だし、期待はめちゃ高かった。 いやぁ~~、期待以上でしたねぇ。もはや傑作! 最初から最後まで泣けたわ。 今回のトム・ハンクスは、町の偏屈じじいだ。 近年では少し痩せ気味な姿で、性格の悪いキャラを演じるトム・ハンクスというのは新鮮なもんだ。 それでも根っこの部分ではいい人なんだろうなぁ~~と感じさせる演技の塩梅がさすがだ。 どうしてオットーはこんなに偏屈じじいになったのか、そして彼は何をしようとしているのか。 要所要所で彼の思い出が描かれる。 長くはない。フラッシュバックのように、簡潔にだ。 それがとても幸せな風景で、とてもロマンチック。そこだけでもラブストーリーとして涙が出る。 若かりしオットーをトム・ハンクスの実の息子トルーマン・ハンクスが演じているのもニクい。 ずけずけと人の生活に踏み入ってくる人は、最近の日本ではあまりないかもしれない。特に好意を持っては。 ひょっとしたら昭和の香りなのかもしれないなぁ~~ ご近所=コミュニティーを大切にするあまりに孤立する。 しがらみのないマリソル一家だからこそ、素直に飛び込んでいけるのだろう。 うっとおしいと思ってしまいがちだが、やっぱ一人で生きるのは寂しくて、つらいよ。 つらさに負け、彼がしようとしていることすらもことごとく邪魔するのは奇跡的で痛快だ。 そして伏線がしっかり終盤に生きてくる。 奇跡であって、理想論すぎるかもしれないが、こんな社会はやはり憧れる。 悲しすぎて、寂しすぎて、そして優しすぎる物語だった。

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


関連ニュース

関連ニュースの記事はYahoo!ニュースに移動します。


基本情報


タイトル
オットーという男

原題
A MAN CALLED OTTO

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日